AWSとは?できることと料金体系をわかりやすく解説【初心者向け】

ITインフラ

「AWS」という言葉をIT業界でよく耳にするけれど、具体的に何なのかよくわからない、という方は多いのではないでしょうか。この記事ではAWS(Amazon Web Services)を基礎から解説します。

この記事でわかること: – AWSとは何か・クラウドサービスとは – AWSの主なサービスと用途 – 料金体系と無料枠 – Azure・GCPとの比較


AWSとは?一言でいうと

AWS(Amazon Web Services)とは、Amazonが提供するクラウドコンピューティングサービスの総称です。

2006年に開始されたクラウドサービスの先駆けであり、2026年現在も世界シェアトップを維持しています。

クラウドとは?(おさらい)

クラウドとは、自社でサーバーを持たずに、インターネット経由でコンピューター資源(サーバー・ストレージ・ネットワーク等)を利用するサービスです。

クラウドとは


AWSでできること(主なサービス)

AWSは200以上のサービスを提供しています。代表的なものをカテゴリ別に紹介します。

コンピューティング

サービス名 内容
EC2(Elastic Compute Cloud) 仮想サーバーを必要な時に作成・削除できる
Lambda サーバーなしでコードを実行(サーバーレス)
ECS/EKS コンテナの管理・実行環境

ストレージ

サービス名 内容
S3(Simple Storage Service) 大容量のファイル保存・配信に使うオブジェクトストレー��
EBS EC2に接続するブロックストレージ
Glacier 低コストのアーカイブストレージ

データベース

サービス名 内容
RDS MySQL・PostgreSQL等のリレーショナルDB
DynamoDB フルマネージドのNoSQLデータベース
Aurora MySQL/PostgreSQL互換の高性能DB

AI・機械学習

サ��ビス名 内容
Amazon Bedrock Claude・LLaMAなどのAIモデルをAPI利用
SageMaker 機械学習モデルの構築・トレーニング・デプロイ
Rekognition 画像・動画の解析(顔認識・物体検出)

AWSの主な用途

Webアプリケーションのホスティング

スタートアップ・大企業のサービスのバックエンドとして最も広く使われています。EC2でサーバーを立て、S3に静的ファイルを置き、RDSでデータベースを管理するという構成が一般的です。

ビッグデータ分析

S3に大量データを保存し、Athena・Redshiftなどで分析するパイプラインを構築できます。

バックアップ・ディザスタリカバリ

自社サーバーのデータをAWSにバックアップしておき、障害時に素早く復旧できる環境を構築できます。


AWSの料金体系

AWSは基本的に使った分だけ支払う従量課金制です。

課金の考え方 内容
時間・リクエスト課金 EC2は起動している時間分、Lambdaは実行回数分
ストレージ容量 S3はデータ保存量 + 転送量
データ転送量 AWSから外部へのデータ転送に費用がかかる

重要な注意点: AWSの料金は使い方を誤ると予想外に高額になる場合があります。学習目的では必ず予算アラートを設定しましょう。

無料枠(Free Tier)

AWSでは12ヶ月間・一部サービスで無料枠が提供されています。

サービス 無料枠内容(12ヶ月)
EC2 t2.microまたはt3.microを月750時間
S3 5GBのストレージ
RDS db.t2.microを月750時間
Lambda 月100万リクエスト(永続無料)

AWS・Azure・GCPの違い

比較 AWS Azure GCP
運営 Amazon Microsoft Google
世界シェア 1位(約32%) 2位(約22%) 3位(約10%)
強み 豊富なサービス・実績 Microsoft製品との親和性 データ分析・AI
向いている組織 幅広い用途 Office 365等を使う企業 データ分析・AI重視

Microsoftの製品(Azure AD・Officeなど)を多用している企業はAzureが向いており、Google Workspaceユーザーや機械学習に注力するケースはGCPが選択されることもあります。


AWSの関連用語

  • クラウドとは:AWSが提供するサービスの種別
  • SaaSとは:クラウドサービスの分類のひとつ
  • コンテナとは:AWSのECS/EKSで使われる技術
  • DevOpsとは:AWSを活用したCI/CDパイプラインの構築

まとめ:AWSのポイント

  • AWSはAmazonが提供する世界最大のクラウドサービス
  • 200以上のサービスを提供:サーバー・DB・AI・ストレージ等
  • 従量課金制で使った分だけ支払う(無料枠あり)
  • 世界シェア1位で、大企業からスタートアップまで幅広く使われている

クラウドの学習を始めるなら、まずAWSの無料枠で実際に操作してみることをおすすめします。AWSの公式認定資格(AWS認定)はIT業界で高く評価される資格のひとつです。

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